【宇都宮】さくらパークゴルフ
1年半ぶりの湯めぐり日記だ。退職後のささやかな商売に思いっきり振り回され、温泉も行けなくなってしまった。
さる4月30日、下野新聞を見ていたら小さな広告に思わず目が張り付いた。「源泉100%かけ流し天然温泉」とくれば本能的反応を止められない。しかも今まで聞いたことの無い施設名だ。無理しても行かねば!
住所を見ると宇都宮市新里、そういえば平成19年に大東機工で掘削許可が下りていた場所だと気がついた。この辺りではケントスゴルフクラブの温泉掘削が本命と思い込んでいたため、意表をつかされた感じだ。そういえばそのケントスはどうしたのだろうか。
鹿沼方面から国道293号線を進み多気山不動尊の参道を通り過ぎた先のセブンイレブンの交差点を右折、1kmも進むと左側にクロネコヤマトの営業所、そのすぐ横に目的地の入口がある。看板もあるからすぐわかる。車1台幅の進入路を進むと左に駐車場があるが、そこを右折してコンクリートの道路を進むとすぐ受付が見えてくる。そこに5台は停められる。もう薄暗いから左に広がるパークゴルフ場は気にもかけず、一人500円を払って早速露天風呂へ。(ちなみにグランドオープンが5月1日)
ドアを開けたら目の前に裸の男性が立っていてアレッ?と思ったが、カーテンを引いていないとこういうことになる。どうでもいいから下駄箱のような鍵付きロッカー(受付でキーを渡される)に財布を入れ、棚に並ぶ脱衣かごに服を放り込み浴槽前へ。左右にシャワー付きのカランが2つづつあるが、アメニティー類は一切無い。
浴槽の切り込みから勢い良く湯が溢れている。50リットル/分以上だ。この日は貸切状態なので、このオーバーフローで体は洗える。
浴槽内は42℃でちょうど良いが、湯口の滝に近づけないよう柵があり(男女共用の湯口)その下に勢い良く湯が噴出するパイプが有る。果たしてその訳は?湯をかき混ぜて湯温を一定にしていると思い込もうか。
写真でわかるが、竹状の仕切りで男女が分かれている。男湯の湯船は凡そ15㎡、周囲は庭園風に作られているが、浴槽の作りは仮設風だ。なんとなく那須の萌芽の湯を思い出してしまう。
pH9.3のご立派アルカリ単純泉のはずだが不思議にツルスベ感が皆無だ。完全な無味だが、微かにモール臭がある。成分表に微硫黄臭とあるが全く感じない。
殆ど知られていないから客足はまばらだが、CRTのスタンプラリーに出したりして知られたとしても、食事もできず寝転ぶことも出来ないと、普通の湯客はただおみ温泉や、どーでもイイろまんちっく村へ行ってしまうかもしれないような気が。
パークゴルフと言ってもねぇ・・・
<施設名> さくらパークゴルフ
<所在地> 栃木県宇都宮市新里1113-6 <TEL> 028-665-6000
<源泉名> さくら園の湯
<湧出地> 栃木県宇都宮市新里丁1117番地
<泉質> アルカリ性単純泉 <pH> 9.3
<泉温> 50.4℃ <湧出量> 300リットル/min <掘削深度> 1500m
<成分総計> 0.998g/kg <蒸発残留物> 984.8mg/kg
カチオン Na:234.1mg K:1.6mg Ca:75.3mg Mg:1.1mg Fe:1.9mg 計314.0mg
アニオン Cl:71.5mg F:8.4mg HCO3:23.5mg HS:0.3mg
SO4:520.4mg CO3:14.4mg BO2:1.5mg 計640.4mg
遊離成分 メタ珪酸:43.6mg メタホウ酸:0mg
ガス分 CO2:0.0mg H2S:0.0mg
<分析年月日> 平成20年7月29日
<温泉営業時間> 10:00~21:00
<入浴料金> 大人 500円 子供料金無し
2010.5.2
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