« 日光市街地の「温泉」 | トップページ | 【那須湯本】雲海閣(12/19) »

2004/12/18

【那須】金乃湯と華の湯

「北条湯治場金乃湯」と聞けば温泉マニアとしては入ってみたくなる。

kinnoyu1

那須インターまで走り探した。りんどう湖の東側と見当をつけたが、かなり分かりにくい。
看板を追いやっと見つけると、元湯は修理中で新館へどうぞとある。そこはすぐ見つかった。
意外にきれいな建物で、入浴だけなら300円と言われ、払って入る。中は分かり辛いが、広くはないので風呂場はすぐ見つかった。

kinnoyu4
               ③食堂   ④自炊用炊事場

男女別の内湯で扉が開き放されていたのでどちらが男湯か迷ってしまった。ともかく脱衣所に入るとロッカーが並び、ここもかなりきれいだ。引き戸を開け内湯へ入ると、白のタイル風呂だ。大きさは1.6m×1.2mで茶色の濁り湯がたまっている。入ってみると41℃にしては感触は柔らかく、匂いはなく、舐めても特別な味はしない。肌触りは中性のお湯だ。カランは3人分あり、アメニティーは固形石鹸のみ。壁から湯面以下に入っているパイプから加熱したお湯が注がれ、手探りで探すと吸い込み口も見つかった。そういえば脱衣所の壁に湯舟のお湯を汲み出さないようにと注意書きもあった。観察が主であったが結構良く温まる。
出て、厨房の若女将に声を掛け、あれば成分表をと思ったが、素直に「温泉ではありません」とのことだった。パンフレットにも温泉の文字はないが・・・
●神経痛●リウマチ●痔●高血圧●事故の後遺症●冷え症●椎間板ヘルニア
●湯で良くなった人は再発しない。とまで書いてある。大した効能だ。
お年寄りの湯治客は実際いた。3食付きで1泊4500円!これはこたえられない。

<施設名>北条湯治場 金乃湯
<所在地>栃木県那須郡那須町高久丙5231  <TEL>0287-77-1126
<泉質>渡辺吉五郎オーナーが30余年かけて開発した黄金色の湯
<創業>1962年4月
<料金>1回入浴300円 半日休憩入浴1000円 1日休憩入浴1500円


帰途、口直しにこれも那須街道で目に入る看板が気になっていた「華の湯」に入ることにした。
hananoyu1
しかしここも妙だぞ!
入口の看板にも日帰り入浴とお食事とある。タッチ式自動ドアを2つ抜けると入浴券の自動販売機があり、対面が帳場だ。入るとビックリするほど立派で広い座敷が広がる。ステージや大型ディスプレーまである。3人の女性客が酔っぱらっていた。浴室に進むと廊下は長い。左側の露天風呂は湯が溜めてない。脱衣所より先には貸切風呂まである。脱衣所は金属ロッカーと鏡の並ぶカウンターが珍しい。内湯は入口から1m先が湯舟だ。外を見ると露天風呂がある。いずれもゆったり6人は入っていられる広さだ。メーター式の湯温計がセットしてあり、42.5℃を指している。
ここも完全循環だが全く塩素臭がない。無色透明で微かなツルッとした感触はあるが、湯の匂いが何となく古臭いのだ。なんだか菌の量が気になってきて、早々に上がってしまった。
帳場で女将と話したが、やはり温泉ではなく分析は一切していないそうだ。地下水を沸かしていると言うことだ。
土曜日にガラガラだったが、那須で沸かし湯に入る希特な人は少ないだろう。
正直凹んだ。これで4湯連続して変な所に入ってしまった。明日は那須湯本で消毒してこよう。

<施設名>日帰り入浴 華の湯  お食事処 秋北
<所在地>栃木県那須郡那須町高久甲5979-1  <TEL>0287-62-0655
<入泉料>大人 500円  子供 400円

|

« 日光市街地の「温泉」 | トップページ | 【那須湯本】雲海閣(12/19) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【那須】金乃湯と華の湯:

« 日光市街地の「温泉」 | トップページ | 【那須湯本】雲海閣(12/19) »