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2005/03/15

【畑下】清琴楼(3/13)

清琴楼別館入口
何度か立ち寄ろうとしたが、露天風呂に湯を張っていないとか、時間を過ぎたとかで入れなかった清琴楼にやっと立ち寄れた。
国道400号で塩原の温泉街を走り塩釜温泉を過ぎて門前温泉の手前が畑下温泉だ。国道から箒川へ下がる道へ入る。やまゆりの吊り橋も去年完成し、青葉の湯が再開されればまた訪れる客も増えるかもしれない。
混浴露天風呂露天風呂仕切部

評判通りの若女将で、いかにも億劫そうに料金を受け取り、3時までだからその前に絶対出て下さいよと念を押される。ちなみに日曜泊のお客の姿は見掛けなかった。露天風呂は川っ縁で離れているが、「行けば分かります」の一言だ。
犬に吠え出されるように玄関を出て道を左に進み、石組みの門②を入り建物沿いに奥へ進むと橋④に出る。川の中州に露天風呂がある。右側が表示はないが混浴露天風呂で左は貸し切り露天だ。貸し切りには先客のカップルが入っていて入浴中とロープが掛かっている。簡単な脱衣場がある露天風呂だ。複雑な形をした石組みのいい露天風呂だ。風呂からはバイパスを走る車や、対岸の民家がよく見えている。泉質は言うこと無しだ。塩原温泉らしい香りと塩味もある。畑下地区は寂れた感を否めないが、ここは国道沿いの塩原で最も濃いお湯が出ているのだ。
ただし、浴槽内38℃では寒い時季には低すぎる。長風呂には良いかもしれない。半日でも入っていたい塩原でベスト3に入るような露天風呂だ。

清琴楼露天への順路
①よく吠えつく温泉犬             ②露天風呂の入口
③この右奥                   ④橋を渡り右が混浴露天

成分表を見るために内湯を覗いたが、露天風呂からはるかに離れた帳場近くにある。
男子風呂内風呂も歴史を感じさせる雰囲気で、感じがいいが、15時から9時までとなっていて立ち寄りでは入れさせては貰えない。窓の外は箒川だ。
尾崎紅葉が執筆するため逗留し、その部屋も残されている史跡のような旅館だが、もうちょっと片づけやら手入れはサービス業なんだからすべきだ。トイレは一応水洗と言うだけで水もよく流れない有様だ。
泊まった人が酷評しているクチコミを見るが、あれではそう言われてもしょうがないだろう。いい温泉に歴史の染みついた旅館なんて、作ろうと思っても作れないのだが・・・

<施設名> 清琴楼
<所在地> 那須塩原市塩原458    <TEL> 0287-32-3121
<源泉名> もみじの湯源泉
<湧出地> 那須郡塩原町下塩原458    <湧出量> 29.3リットル/分
<泉質>  含塩化土類・弱食塩泉       <pH> 7.2
<成分総計> 2.543g/kg
         Na:513mg Ca:179mg K:26mg Mg:7.5mg
         Cl:803mg SO4:237mg HCO3:260mg F:2mg
         非解離成分 220mg  CO2ガス 294mg
<湯温> 53.5℃          <分析年月日>昭和54年12月20日
<入浴料> 500円
<立ち寄り時間> 10:00~15:00
<温泉犬> 柴犬が玄関に繋がれている。よく吠える。

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コメント

はじめまして。温泉選びにいつも参考にさせていただいおります。ありがとうございます。
2006年11月6日月曜、清琴楼に彼女と2人で行ってまいりました。
確かに設備がびっくりするほど古いのですが、よく掃除されていて、お布団はことのほか気持ちよかったです。
食事を出してくださる70歳に見えない素敵な仲居さんの接客はすばらしく、フロントの若旦那や女将さん?の接客もたまたま良かったです。
湯温がぬるめ好きの私たちにはやや高めであったこと以外、総じて好印象でした。
件の柴犬さんですが、私たちの出入りでは全く吠えず、いることがわからないくらい静かでした。
女将さんらしきかたのお話では、お客様には対しては存在感を消し、不審者には吠え、家族には甘える、という賢い犬だそうです。ただし、普通のお客様と違う挙動のお客様には吠えることもあるそうです。

投稿: 無敵 | 2006/11/08 19:45

>無敵さん
泊まられての印象はそれほどよかったんですか。
それをお聞きして安心しました。なにせ、いろいろなサイトを見てもいい評価されてませんでしたから。
そもそも、宿の評価は泊まらなければ出来ません。それが大原則ですが、温泉ファンは泊まる前に立ち寄ってみて感じがよければその後泊まる機会を作るとか、知り合いに薦めたりします。従って、あからさまに迷惑顔で立ち寄り客を受け入れていると、営業上逆効果になるでしょう。そうならむしろ立ち寄りお断りにすればいいんです。

久しぶりに清琴楼のHPを開いてみたら若旦那のブログがありました。生の情報発信を心掛けられていて感心しました。「若女将」と書いてしまったのですが、違うようですね。

そう、温泉犬に関してですが、私はどこでもお利口な温泉犬とは必ずお友達になって頭を撫でてきます。それがここのワンコは歯をむき出して吠えるものですからとてもタッチは出来ませんでした。よほど「不審な挙動」だったんですかねぇ。

投稿: 流れ星 | 2006/11/09 01:02

那須湯本温泉で、先日、宿のワンちゃんに吠えまくられました。
宿の方に、
「しっぽ振ってるし、なでてあげるとおとなしくなるよ」
遊んで~!とワンちゃんは吠えてるつもりでも
でかい犬だとなんだが怖じ気づいてしまいます。

福島の温泉宿では、鍋くわえて出てくる犬がいて
客に遊んでもらいたいためのワンちゃんなりの知恵のようですが
その形相は、子どもにとって、それはそれは恐ろしいようです。

投稿: デミオ | 2006/11/09 02:26

たいへん失礼いたしました。宿の方のコメントをなるべくそのまま書いたつもりでしたが、配慮に欠けた書き方であったことをお詫び申し上げます。犬と人に相性がありますでしょうから、どうぞお気になされませんように。重ねて深くお詫び申し上げます。今後も参考にさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

投稿: 無敵 | 2006/11/13 02:58

>無敵さん
お詫びなんてとんでもないですよ。

ぜひ、清琴楼以外の宿に泊ったり、立ち寄られた感想もお寄せください。
折角のご縁ですからね。

投稿: 流れ星 | 2006/11/14 08:53

【袖ケ沢から流れ落ちる吉井の滝】
万人風呂 霞上館が存在していた塩原袖ケ沢温泉。
その袖ケ澤から流れ落ちる吉井の滝が、金色夜叉の一節に登場しています。
「一村十二戸、温泉は五箇所に涌きて、五軒の宿あり。
ここに清琴楼と呼べるは、南に方りて箒川の緩く廻れる磧に臨み、俯しては、水石の粼々たるを弄び、仰げば西に、富士、喜十六の翠巒と対して、清風座に満ち、袖の澤を落来る流は、二十丈の絶壁に懸りて、素繍を垂れたる如き吉井滝あり。以下略。」(金色夜叉)

清琴楼の露天風呂から見える吉井の滝が(高架橋ができているので見えた記憶はない)、袖ケ沢温泉の由来である袖ケ沢を落ちる流れだったのか!と今頃、納得しているところです。
過去の手持ちの露天風呂からの画像を確認しても、写っていませんが。
ということで吉井の滝を確実に確認すべくでかけてきました。

公民館の脇から箒川へ出て見ても草木が生い茂って滝は見えません。
山ゆりの吊橋の橋上から見ても草木が生い茂って滝は見えません。
ジモ下田の湯の源泉のマンホールの上から見ても草木が生い茂って滝は見えません。
バイパスの弁天大橋から箒川を見下ろしても草木が生い茂って滝は見えません。
弁天大橋から山側を見上げると、木が生い茂っている中に吉井の滝が見えました。
吉井の滝は別名「芳袖(ほうしゅう)瀑」といい、
吉井伯の別邸の前にあったので、吉井の滝と命名。

ついでですが「塩渓紀勝」を記した奥蘭田の別荘「静寄軒」(焼失し現存せず)が清琴楼の隣にあったと昔の書物に記載されていました。
なお、清琴楼のワンちゃんは、最近全く見かけないです。

投稿: デミオ | 2010/07/14 22:06

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