【日光】中禅寺金谷ホテル(3/20)
自遊人別冊温泉図鑑・冬の付録、源泉湯パスポートを利用して奥日光の中禅寺金谷ホテルへ出かけた。
よしかママのレポートに詳しいが、奥日光を代表する高級ホテルで、連休の中日では断られるかと思ったが、鄭重に受け入れてくれた。
国道120号線沿いで正面は中禅寺湖、後は男体山がそびえ、白樺林の中にある。建物は凝ったデザインでも自然に溶け込んでいる。玄関を入ると落ち着いた、しかしハイグレードが肌に伝わるロビーが迎え、左側のフロントで入浴料を支払うと、伝票にアルファベットと数字を書いて渡してくれる。入口の鍵を開けるパスワードだ。風呂には貴重品ロッカーはなくフロントで預かってくれる。右側の長い廊下を進むと、座り心地の良さそうな椅子が並ぶ休憩室に入る。
そこからドアを開け硫黄の香りを嗅ぎながら渡り廊下を歩いて浴場のドアをキーのナンバーを押して入る。
男女別の入口があり脱衣場には棚が並ぶ。引き戸を開け内風呂に入ると洗い場の先に大きく窓の開いた浴槽があり、薄青く白濁した日光湯元温泉らしい湯が待っている。窓のすぐ下は露天風呂が控えている。
パンフレットにあったが、改築前はこの内湯だけだったのを前面に露天風呂を作り足していた。写真を見ると今の方がバランスが取れている。そしてこの風呂の名前は「空ぶろ」だ。無論からでなく、そらと読む。
湯口からは63℃の源泉が注がれ、内湯が44℃だから、かなり熱めだ。濁り湯で見えないが、浴槽に2段中段があり、入りやすい。壁に手摺りはセットされているし、そういえばここまで通路にもキチンと手摺りが付けられていた。
露天は42℃に調整されている10㎡ほどの浴槽でそれほど広くはない。目隠しの仕切り板はあるが解放感は十分だ。
素晴らしい景色と温泉と、心地よいサービスを受けられるさすがの金谷ホテル、機会があれば泊まってみたいものだ。貯金しなくちゃ。
<施設名> 中禅寺金谷ホテル
<所在地> 栃木県日光市中宮祠2482 <TEL> 0288-51-0001
<源泉名> 奥日光開発(株)1号2号混合泉
<湧出地> 栃木県日光市大字日光字奥日光1068~はの1小林班A地区
<泉質> 含硫黄、重曹・石膏泉(硫化水素型) <pH> 6.4
<湯温> 77.7℃ <密度> 0.9995
<成分総計> 1.651g/kg
<入浴料> 大人 1000円
<立寄時間> 10:00~14:00
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コメント
ここは 退院した両親と
最後に・・いや 違っていたかな・・
でも 元気だった父と食事だけ
したところです。
父は 目が悪かったため
自宅の風呂しか入浴しなかったので
父とのドライブは温泉抜きでしたの。
(日帰り入浴・・気が付かなかった!)
玄関前の花壇にルピナスの花が咲いていて
その和名が 「昇り藤」と聞いて
父が『下がり藤』だったら
家紋なのになー・・・って言ったのが
妙に印象的で 父の死後
この花を見ると ここのホテルを
思い出しました。それから ここで
いだいた「鱒の蒲焼重」・・・
あっ 日光キスゲが咲いていたので
手術間際で 母も健在だったかも・・・
色々思い出してきました!
投稿: 冬薔薇 | 2005/03/22 08:38
冬薔薇さんの思い出を湧き上がらせたようですね。ヤッタ!
さすがの高級ホテルに1000円で立ち寄りとは申し訳ないようでした。(しかも一人はタダ!)
(^^)☆も亡き父親を連れてここのボートハウスで食事をした思い出があります。
フロントで車椅子も貸してくれますから、介護の旅にはピッタリかもしれません。
レストランも覚悟がいるお値段ですけどね、それだけの味が楽しめるのでしょう。
投稿: 流れ星@番頭 | 2005/03/22 09:32
先日行ってきました。
自遊人だからか?、フロントでは、「タオルお持ちですか?」と聞かれ、持っている事を伝えると、タオルを渡されませんでしたが、その数歩先のドアの近くに立っていた方が、「どうぞお使い下さい」と丁寧に渡してくれたので、遠慮なくお借りしました。
内風呂は、ホテルのイメージでもう少し大きいものを想像していましたが、意外に小ぶりでしたが、熱めの白濁硫黄泉をくんくんとにおいを嗅ぎながら堪能してきました。
露天は、何故か透明でした。加水や光線の関係でしょうかね?景色が気持ちいいので、少し浸かりましたが、やはり、内風呂に戻りました。
出た所には、冷水も用意されており、無料では申し訳ない感じでした。
その日は、四季彩に泊まりましたが、三つの湯船の色や状態がまったく違うので(内風呂:白濁で消しゴムのかす状ウヨウヨ湯ノ花、露天屋根付:緑白濁、もうひとつ:微白濁)、非常に気になり問い合わせると、次の様な返信が返ってきました。
温泉は湯元から引いたお湯を循環せず掛け流ししております。(加水しております。)
温泉の色がそれぞれ違うのは光線の角度によるものです。
また内風呂の湯の花は温泉成分の固まったものです。
湯元温泉から木管を通してお湯を運びますので硫黄泉がもまれて湯の花ができます。
露天風呂は昨年7月に増設工事を行ったため木管内の湯の花を除去いたしましたが、内風呂は木管に湯の花が残っておりますので流れ出てきます。
湯元温泉や栃木県の塩原温泉、草津温泉等の硫黄泉を源泉に持っているところは年に何度か管を掃除いたします。
その日硫黄成分がたっぷりと出たお湯を目当てにいらっしゃるお客様も多いようです。
問題無くお使いいただけます。
丁寧な回答に好感がもてました。
長くなっちゃってすみませんでした。
投稿: のん | 2006/02/27 13:13
>のんさん
四季彩泊ですか、さすがのんさんですね。実はまだ未湯なんです。↑のレポ読んだら行きたくなりました。温泉の評価は宿のスタッフの対応が大きな要素を占めますね。
また、疑問をそのままにしないのんさんも立派です。
次回は金谷ホテルにも泊まってみて下さいね。レポお待ちしてます。
投稿: 流れ星@番頭 | 2006/02/28 00:03
四季彩は産業再生機構により再生中で
お金かけて風呂改修したようで関心あるのですが
1,000円にちと抵抗感あって。。。
レポみたら風呂3つあるなら行ってみましょうかね
投稿: デミオ | 2006/02/28 01:38
番頭さん、デミオさん、
是非、行ってみて下さい。
女湯は、屋根付露天が比較的湯元のお湯に近い感じでしたが、湯元のお湯とも、中善寺金谷、またレークサイドの湖畔の湯のお湯とも違う感じでびっくりしました。
木管を通してお湯を運ぶ間にも、違ってくるのかも?しれませんね。
男湯の方も、掃除の状態の違いか?ホテルの回答にあった光線の関係か?女湯と色が違っていた様です。
プロの目で検証を!(^^)!
投稿: のん | 2006/02/28 20:21
早速、行ってみました。
自分も色の違いがどうも気になり
2つの露天風呂の湯口の湯を湯桶にすくってみました。
上の屋寝付き露天風呂の湯口からの湯は
完全な無色透明ではなく若干緑色に色付いていました。
下の屋根無し露天風呂の湯口からの湯は、
上の露天風呂の湯口からの湯より緑色が濃い。
しかも上の露天風呂の湯口からの湯からは見られなかった
湯花が含まれていました。
浴感の温度は、内湯が一番ぬるく、次に下の露天
真ん中の露天はちょっと熱め。
色の違いはホテルが言う光線の具合なのか、
酸化の具合?湯花の量?の違いなのかよくわからない
でも気分的には3つそれぞれ異なった浴感で楽しめました。
セルフサービスの100円コーヒーも旨かった。
投稿: デミオ | 2006/03/14 00:03
金谷ホテル株式会社は「中禅寺金谷ホテル」の平成4年の建替え工事の見通し誤りの結果、経営破綻をきたし再生中です。
内湯はかけ流しの白濁湯。露天風呂は無色透明でした。。。
加温の吹き出し口が図示されていますが加温循環はありません。
湯口をのぞきこむと中には3本のパイプ。1本のみ流れ出ており源泉。
残り1本は加水用のパイプ?、残りもう1本は加温循環用?
清掃後の湯舟を白湯で埋めてからの湯口からの源泉投入状態ですねぇ。
清掃日が木曜なので、土曜に行ってこの状態なのかなぁ。
投稿: デミオ | 2008/01/27 09:25