« 創作料理吉見や | トップページ | 【畑下】清琴楼(3/13) »

2005/03/14

【塩原】湯の幸

 国道400号で古町温泉を過ぎ、木の葉化石園のある中塩原温泉方面に行く橋の横に「露天風呂」と書いた看板がある。以前から気にはしていたが行ってみた。看板からは500m奥まで進み突き当たりに旅館湯の幸があった。
箒川を挟んだ対岸には寿苑が見える。宿の敷地の南側が箒川でその先の山までは距離があるため、塩原で箒川に面した宿では最も日当たりがよい。

yunosachi1

客室12室と中規模の温泉宿だが塩原で有名な方ではない。建物の外観、室内ともスッキリとしてきれいに片付いている。玄関を入るとすぐ右側にフロントがあり、右に折れその先のロビー風の廊下の突き当たりが男女別大浴場だ。
脱衣だなが並び3人分の洗面台がある。無論ドライヤー、アフターシェーブローションが置いてある。それもMG5だ。
浴室に入ると、檜の湯船と壁一杯のガラス窓の向こうに露天風呂と箒川、古町温泉街も見える。
yunosachi2カランは8人分あり、ボディーソープ、シャンプー、リンスが並ぶ。トップバリューだったのが印象的だ。
ドアを開け露天に出る。中央に1本柱の屋根が掛かり周囲の庭もきれいに造られ、石組みの浴槽は景色に溶け込んでいて2槽に別れている。隣接して鯉が泳ぐ池が配されている。この時期は湯温が38℃とぬるいからゆっくり入れるが寒い。yunosachi3内湯に戻ると湯温は42℃、体がホッとする温かさだ。透明の石膏食塩泉は匂い味とも微かで、中性だから特徴は感じないが、成分がしみ込む快適さがある。内湯には手摺りも湯舟内の中段もないからバリアフリーとは無縁だ。檜の木の肌は実に心地よいが。敷地内の独自源泉は300m掘削の自噴泉とのことで、間違いなく100%掛け流しだ。
入浴許可書だけで成分分析表の掲示がなかったのでフロントに声を掛けるとニコニコとして愛想の良い女将が貼ってあると勘違いしていたようで、旦那を呼ぶと仕舞ってあった新旧の分析表を見せてくれた。面白いことに昭和54年の分析では成分総計0.615gの単純泉が平成6年の分析では1.3gのナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉と変わっていた。温泉は生き物だ。
yunosati4
①フロント   ②ロビー兼用廊下  ③檜風呂の排湯溝  ④露天風呂湯口

この経営者夫婦がまた良かった。最初入浴料を払う時、普段着だし、従業員だと思ったおばちゃんが女将で、「忙しくなるから客は少ない方がいい」と宣うおじちゃんがオーナーだった。旦那が「温泉はいいに決まっているんだから分析表は要らない」とか言うと、女将がそっと足を踏んづけてたしなめたりしていて、なんともほのぼのとしたご夫婦で名コンビだと思い、絶対に泊まるぞと決意を固くし宿を後にした。

<施設名> 旅館湯の幸(ゆのさち)
<所在地> 那須塩原市塩原1149    <TEL> 0287-32-3792
<源泉名> 赤沢温泉
<湧出地> 那須塩原市塩原1149    <湧出量> 64リットル/分
<泉質> 石膏・食塩泉 中性低張性高温泉     <pH> 6.7
<成分総計> 1.299g/kg
        Na:252mg Ca:104mg   Cl:394mg SO4:215.7mg HCO3:69mg
        非解離成分 121mg   CO2ガス 126mg
<入浴料> 大人 800円
<温泉犬・牛乳> 無し
<感想> お風呂最高。是非泊まりたい。

|

« 創作料理吉見や | トップページ | 【畑下】清琴楼(3/13) »

コメント

露天風呂が南側に箒川に面しているので
ここはロケーションが好立地ですね
箒側の北に面している温泉って、ここともみじの湯ぐらい?
露天のオーバーフローがコイのいる池に!
ココのコイも温泉三昧です

投稿: デミオ | 2005/09/14 23:44

川の上流ではの意味でした。
とにかくこの辺りでは回りに旅館は密集してなく孤立してるので
なんかいなか気分でのんびりできました。

投稿: デミオ | 2005/09/14 23:49

箒川を見ながら入れるお風呂があり、あんなに日当たりのいい宿は塩原で一番ですね。すごく気に入ってしまいました。
オーナー夫妻も素人臭いところがまたいいんです。
穴場でしょう?

投稿: 流れ星@番頭 | 2005/09/15 03:49

旅館組合の宿から消えているので、様子見に行くと、
客おらず生活だけはしてるというような状況でした。
HPは残っていますが、休業かも。

投稿: デミオ | 2010/05/25 00:06

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【塩原】湯の幸:

« 創作料理吉見や | トップページ | 【畑下】清琴楼(3/13) »