【川俣】民宿きぬ姫
道路沿いの看板に「食堂・民宿」と書いてあったので食事に立ち寄った。暖簾は下がっているものの午後3時過ぎではひとけがない。声を掛けてみたら、旦那さん(85)が出てきてどうぞという。不安を感じながらけんちんそばを注文すると女将が厨房に出てきて作ってくれた。腰は曲がっているがこの人が「姫」なんだろうか。
味は申し分なかった。後から聞いた話では、板場はご夫婦の息子さんがやっているそうで、鍋料理はとても美味しいらしい。そばが出てくる前に出してくれたキュウリと白菜の漬け物が冷たくて美味しいことといったら!全部つまんでしまった。
折角だからお風呂を借りることにした。ここの露天風呂は湯舟ひとつだから当然混浴だ。特に扉に鍵があるわけでもない。宿から出て道を挟んだ鬼怒川を見下ろす斜面に作られた露天風呂は実に開放的だ。透明な屋根がかかっているから雨が降っていても問題は無さそうだ。確認し忘れたが多分内湯も無いのだろう。シャンプー、ソープ類に何となく生活感がある。6人は楽に入れそうだ。
湯は栗山村有源泉で残念ながら成分表は掛かってなかった。60℃近い熱い湯がホースで浴槽内に注がれている。泉質は食塩泉か単純泉と思われる。湯の鮮度は高い。
露天風呂の縁に立つと、すぐ下に国民宿舎渓山荘が見える。反対側の道路側はふくよ館だ。
民宿らしく実に家庭的で、ここも一度は泊まりたいものだ。
<施設名> 民宿きぬ姫
<所在地> 栃木県塩谷郡栗山村川俣温泉583 <TEL>0288-96-0135
<営業時間> 空いていればいつでもとのこと
<入浴料> 300円
<牛乳・温泉犬> 確認できず
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コメント
ブログを見る前は、この宿に温泉があるとは知りませんでした。蕎麦屋と民宿を兼ねているものと思っていました。私も何度か、ここで蕎麦を食べていますが、「姫」と遭遇したことはありません。
食堂は座敷になっていて、入って左側にはステージがあったような記憶があります。「この料理がこの値段で、なんでこの料理がこの値段なの」とメニューの料金設定にポリシーが感じられませんでした。
ここでのエピソードを報告します。
お客さんは「鍋はできますか」--。
注文を受けた老人(店主?)「鍋はできっけ(できるの)」
と調理場に声を発しました。
その声を聞いた男性(息子?)は、しばらく無言。
しびれを切らした先の老人は「鍋はできっけ、とお客ささんが聞いているんだが」と再質問。
息子(多分)は難儀そうにボソボソとつぶやきました。
この老人(多分、店主)は「一人分なら、できっと(できるって)」と客に答えていました。結局、この老人は客と息子(?)との間を行ったり、来たりしていただけでした。
しばらくして、お客さんが注文した鍋料理が運ばれてきました。その老人(多分、店主)は、お盆を両手に抱え、引き戸を足でガラッと開けて、客のいる座敷に入ってきました。そのやりとりに笑いがこみ上げてしまいました。
あの店主(多分)、今も元気でいるのかな?
投稿: 夢来人 | 2006/02/01 21:59
面白いやり取りですねぇ。ところでその鍋の味はどうだったんでしょうね。私が行った時は、泊まり客用の夕食が準備されていて、やはり鍋でした。
ここの温泉も大変よかったですよ。湯口なんて洒落たものはなく、黒いホース直接ですからね。
投稿: 流れ星@番頭 | 2006/02/03 00:07
川俣でお昼を食べるために立ち寄りました。
本当はお風呂は入る予定がなかったのですが蕎麦を待っている間に乗る予定のバスが行ってしまったので急遽相談したら「どうぞ入っていって」と。
雪が舞う日だったので露天は超ぬる湯、肩から下を外に出せないくらいでしたが景色は良かったです。
バス通りから1本入った場所なので目立ちませんがお蕎麦も美味しかったし再訪したいです。
投稿: HACHAPP | 2006/03/23 22:54