【日光湯元】平日ドライブ
奥日光の紅葉が見頃と思われ、平日の午後ならラッシュも無かろうと思い出かけてみた。小来川から清滝に抜ける裏道はすれ違う車もわずかで景色も良い。途中地元の主婦達が集まりソバを打ってくれる「山家(やまが)」に寄りそばを食べたがこれは一級品だった。
大きな干し柿用の渋柿が4個で100円、ならの炭が200円と地産のお土産が安く、つい買い込んでしまった。
山家 栃木県日光市西小来川4735-1 TEL 0288-63-3188
この道は林の中を登り切り、峠に出ると正面に日光連山がそびえ、日光の市街地が下に広がる。大好きな景観だ。下ると和の代温泉の横を通り抜け見向きもしない。一気呵成にいろは坂を目指す。順調だと思っていたら、明智平の手前5kmで大渋滞。事故かと思ったら只の自然渋滞で、中禅寺湖に抜けるまで1時間掛かってしまった。さすが奥日光の観光シーズンではある。四季彩の出迎え用バスが割り込みを繰り返しながら走っていた。素性が知れる。
中禅寺から湯元まではどんどん車も少なくなり順調で黄色に染まった木々が実に見事だ。金谷ホテルの周囲は赤く紅葉した木が多く、高級な老舗の配慮が感じられる。
竜頭の滝に寄りたかったが時間が遅くなってしまったため先を急ぐ。今月で閉館となる幸の湖荘も車が一杯だった。最後だから賑わっているようだ。坂を上りきった所にある竜頭山の家もこれからどうなるのだろうか。金色に染まったカラマツを眺めながら戦場ヶ原にさしかかるともう草紅葉は終わり、枯れ草だ。しかし周囲の山は美しい。
日光湯元温泉に到着。混雑はしていない。紅葉も言うことなしだ。無理にでも来た甲斐があるというものだ。
おおるり山荘に女房を降ろし、釜屋旅館へ向かう。随分寂れているなと思ったら裏口だった。
反対側へ回り、豪華な玄関を入りフロントに立ち寄りをお願いすると、「3時までなんです」との返事だ。しょうがないからいろいろ情報収集だけして退散する。
当初から考えていたゆ処山月五識の湯へ回る。日光湯元温泉で日帰り専用施設は温泉寺は別として、こことはるにれの湯だけだ。
期待通りの硫黄の香る白濁の湯だが、新鮮なせいか、濁りは少なく半透明だった。ここのレポは次回。
十分温まってから温泉街を歩いてみる。あんよの湯に大勢の人たちが足を入れていた。見た目、五識の湯より白濁しているように見えたが、源泉は同じだ。
日が沈むと急に冷え込んでくる。急いでおおるり山荘に戻るとちょうど夕食時間のため風呂は無人だ。こっそり写真だけ写させていただいた。次回は必ず入りたい。
帰途はやはりいろは坂は渋滞していた。といっても止まるわけではない。日光宇都宮道路も順調に流れ、早めに帰宅できた。
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コメント
あんよの湯は結構熱かったですね。
山歩きの年配客には好評のようですよ。
釜屋は何か敷居が高くて好きになれません、湯元全体に言えることですが、修学旅行やスキー合宿依存の体質を変えないとシルバー世代の個人客に逃げられるかと。
おおるりって元南間ホテルでしたっけ?
投稿: Take | 2005/10/27 17:52
>Takeさん
足湯は熱い方が衛生的かな?八丁ノ湯は熱くて足入れられませんでした。
釜屋も再生機構ですね。フロントの対応は悪くなかったですよ。
おおるり山荘は確かに大嫌いだった旧南間ホテルです。立て直して全室レイクビューで、おおるりご指定の同じ部屋が並んでます。夕食時は例によってカラオケが響いていました。
投稿: 流れ星@番頭 | 2005/10/28 02:03
流れ星さん
こんにちは。さては、私のみしゅらんレポ見て、釜屋旅館の立ち寄りに挑戦されましたね(^_^;)。ありがとうございます。私が入浴した時は2時30分でギリギリセーフみたいな感じでした。丁度、裏口を閉めるところでしたから…。でも日帰り入浴時間については何にも言われなかったので、夕方までゆっくりできました。中へ入ってしまえば、日曜でも薬師の湯あたりは入浴客がほとんどおらず、独占状態の時もありましたよ。釜屋旅館は3月に厚労省から「事業再構築計画」の認定を受けてるそうで、12月あたりから改装のため、休館になるかも知れませんね。後でどう変るのか、比較する意味でも是非、休館前にリベンジしてみて下さいね。
あと私的には同じタオル付1000円で営業時間3時まででしたら、露天が割と開放的な「板屋」の方がいいと思ったのですが、調べると釜屋は板屋にはない独自源泉もあるので、そうでもなかったのかなと思いました。五識の湯は900円は高いし、HPの100円引券も用意してなかったので、候補に上げながらパスしました。
投稿: ONKEN21 | 2005/10/28 02:10
>ONKEN21さん
こんにちは、湯元の冬は掻き入れ時なので改装はどうでしょう?雪も深いことですし。
私が前回行ったときは2時頃だったのですがこのあと小学生の団体が来るので露骨に嫌な顔されて辞めた経緯がありました。
以前もっと安かったのに¥1000の表示もちょっと引きました。
鄙びた共同湯みたいなのがあればいいんですけど民業圧迫で無理ですかねえ・・・。
投稿: Take | 2005/10/28 15:50
>Takeさん、お返事ありがとうございます。
>湯元の冬は掻き入れ時なので改装はどうでしょう?
実は帰宅後、釜屋について調べてたら、「関東周辺 温泉宿ベストガイド1030軒 2006年版」(成美堂出版)の163ページの釜屋の項に赤文字で
「平成17年(2005年)11月より改装予定」
と書いてあるんですよ。そこで、釜屋の公式HPで調べてみると、空室状況は11月までは書いてあるんですが、12月は空欄。そこで12月かな?と予想したんです。冬は確かに掻き入れ時ですが、紅葉シーズンほどではない、と見て冬に行うのかも知れません。なお、改装といっても休業するのか、営業しながら改装するのかもよくわかりません。何しろ、事業再構築計画自体も帰宅後にわかったことですから…。詳細はきっと流れ星さんが調べていただけるでしょう(笑)
投稿: ONKEN21 | 2005/10/28 20:23
>ONKEN21さん、お久しぶりです。
みしゅらん掲示板に書かれてましたね。中房温泉に行ってなければ、釜屋の評価がもうちょっと甘かったかも知れませんね。
それにしても宿題貰っちゃいましたね。いまいちファイトが湧きませんが、調べましょう。
多分ホテルニュー塩原のような改装ではないかと思うのですが。最近、レポに力が入ってますね。調査も詳細だし・・・
>Takeさん、今日、麺らいけん@芳賀に行きましたよ。あんなに旨いとは思いませんでした。大感謝です。
日光湯元ちょいと調べなけりゃいけませんが、遠いのが難点ですよ。
投稿: 流れ星@番頭 | 2005/10/28 23:59
産業再生機構と言えば、
鬼怒川温泉では現在4軒の旅館が支援をうけて
復活に取り組んでます。
第1号の復活が「あさや」で、ここは5月に一端閉館して
7月に岩盤浴「らくらく」をひっさげてリニューアルオープンしてます。
さっき大田原のセラピアから帰ってきたところです。
受付で45分待たされたなり。。。
投稿: デミオ | 2005/10/29 00:53
流れ星さんこんにちは。
友人のくららさん(http://www.dokodemo-bessou.com/h_17y-2/17-16.htm
)がちょうど先週(私が那須に行っていたときですね)、まったく同じシチュエーションで釜屋旅館に断られ、五識の湯に行かれたようです。
ところで釜屋旅館ですが、改装中もそのまま宿泊営業を続けるようです。
昨日たまたま雑誌でそう読みました。
なんの雑誌だったかな・・(立ち読みしたのがばれてしまいますね)
投稿: よしか | 2005/10/29 11:18
>デミオさん
「岩盤浴」気に入りましたか?
そのセラピアで初体験しましたが、シャワーも浴びない方がいいと言われ、?????と思いました。
玉川温泉なら効くでしょうけど・・・
>よしかさん
くららさんのHP読ませて貰いました。やはり全国を回られてますね。それに日光湯元の情報が充実していて感心しました。
釜屋はやはりそうなのですね。その雑誌探してみます。
投稿: 流れ星@番頭 | 2005/10/29 23:02