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2006/01/10

【上塩原】こたき館

こたき館
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塩原の雪の状態を見に行こうと出かけた。
矢板市街は山陰にも雪は無かったが、那須塩原市に入ると一気に景色が白くなってくる。国道400号は十分除雪され、問題なく上塩原まで走れる。
上塩原でも一番上にあるこたき館に寄ってみた。道から見ると館内の電気は消されていて休み?かと思ったら主人が近寄り、営業しているとのこと。一人500円を渡し館内へ。靴をスリッパに履き替える。薄暗いがロビーは広く、こざっぱりしている。人影はなし。

ロビー奥左手に浴室がある。入口にコインバック式のロッカーがあり、右側が女湯、左側が男湯で、女湯の方が空が見え明るかった。
脱衣場は脱衣籠と棚があり、きれいな洗面台2つもある。浴室からはザーザーという大量の湯が注がれる音が響いている。
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スプリングで自動閉鎖する引き戸を開け内湯に入る。右側にカラン7つ、左側に広めの浴槽だ。熱めだが入れる温度だ。岩が組まれた湯口から勢いよく透明な湯が注いでいる。鮮度は抜群だ。照明すら消しているのだから無駄な循環・加温の電気など使うはずもない。そう言えば館内は温泉を使った床暖房で快適な温度だ。
湯舟は3m×6mの長方形で大谷石が使われている。湯舟の角にオーバーフローの飲み込み口があるが、排出されているだけだ。
 
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湯は無色透明、無味無臭のアルカリ単純泉だが、湯口で嗅ぐと古町や中塩原でも感じるわずかにモール臭がある。若干のつるスベ感もあり、わずか泡付きもある。緑色の湯の花が見られ、これだと施設側は毎日掃除に苦労するだろうなと思う。白ければ放っておけるが・・
いずれにしても、湯の鮮度は抜群で、浴感十分だ。
 
ドアを開け階段を下ると露天風呂がある。通路に雪は残っていない。

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一応男女別だが、仕切は形のよい岩が配置されているだけだから、見えないと言うわけではなく、半混浴と言える。あの雰囲気は最高だ。混浴湯めぐりの練習にはピッタリかも知れない。
露天風呂の湯温は快適で、雪が積もった樹木を眺めながらゆっくり浸かっていられる。
立ち上がると道や周辺の家も見えるが、湯に入っている限り問題ではない。

ここは2004年3月末に旅館業をやめてしまい、日帰り客専門に解放しているが、客の入りは悪い。尾頭トンネルを出て最初の温泉施設なのだから、会津からの帰り客も寄りやすいだろうと思うが、電気も付けてなければ知らなければ寄らない。市営華の湯のカルキ臭ムンムンの循環泉に入るよりどれほど快適かと思うのだが。
源泉はここでしか使っていない専用自家源泉だ。

<施設名> こたき館
<所在地> 栃木県那須塩原市上塩原557   <TEL> 0287-32-2836
<源泉名> 山久小滝源泉(掘削自噴・自家源泉)
<湧出地> 那須郡塩原町大字上塩原字小滝川原557-6
<泉質>  アルカリ単純泉     <pH> 8.7
<成分総計> 0.524g/kg    <蒸発残留物> 462.6mg/kg
   カチオン Na:150.9mg Ca:11.8mg  計167.4mg
   アニオン Cl:172.3mg SO4:75.8mg HCO3:35.5mg CO3:10.5mg 計294.9mg
   遊離成分 メタ珪酸:46.9mg メタ硼酸:14.3mg  ガス分 表示無し
<試験年月日> 平成4年3月16日
<営業時間> 9:00~19:00(客次第)
<入浴料>  500円  子供も同額
<感想>  期待せず入ったが、豊かな湯に圧倒された。是非立ち寄って貰いたい。

      2006.01.09

  こたき館アルバム

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コメント

これで美味しい蕎麦でも出せば流行るんでしょうが・・・。近くの掘っ立て小屋は繁盛していますね。
一昔前はここも車が停められないくらいお客さんが来ていましたよ。やっぱりお湯の引きが弱いかなあ・・・。

投稿: Take | 2006/01/11 02:07

>Takeさん
確かに、単純泉で個性に乏しい湯だけど、ものすごく生きた湯です。
自然湧出の高温泉が大量ですからね。それだけでも自慢出来ます。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/01/11 19:02

玄関は鍵がかかっていたけど、道路反対側、掘っ建て小屋からご主人が来て、
「今開けるから、玄関でなくてもいい?そう。じゃあ横開けるから」
と玄関脇のドアの鍵を開けてくれました。
「いつもそこらへんで作業してるからみつけて
声をかけてもらえば開けるから」とのことです。
宿には自分一人で、まるごと貸し切り、贅沢三昧。
この日は川沿いが男湯、街道沿いが女湯で、
1月に流れ星さんが行かれた時は逆でした。
客ほとんどいないだろうに、男女入れ替えしてるのには
少々驚きました。

投稿: デミオ | 2006/04/17 00:44

鍵を開けてくれたおじさんは、以前の旦那です。今は別な所有者がいるそうですが、やはり思い入れがあるから、無償で風呂掃除や管理をしているそうですよ。
男女の浴槽を入れ替えているとは意外でした。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/04/24 18:04

これまでに日帰りで2度入湯しました。
塩原温泉街方面からみて道路左側にあります。

最初に訪れたときに応対してくれたのは
男性(元旦那?)ですが、2度目は車を駐車場に停めると、
道路反対側から品のいい年配の女性が
作業着姿でかけつけてきました。
草取りをしていたということです。
話を聞くと、元女将さんでした。

道路反対側に自宅があり、
温泉の管理をまかされているそうです。

私が入浴したときは、
いずれも玄関ホールから見て
男湯は左側(道路側)、女湯は右側でした。
湯船は広く、湯量も豊富です。

空前の温泉ブームといわれていますが、
温泉旅館・ホテルの廃業続出は
経営者はもとより
温泉ファンとしても実に残念です。
川俣温泉の「川俣観光ホテル仙心亭」も
ことし3月末で廃業してしまいました。

温泉地の地元住民から聞くのは、
旅館・ホテルの経営困難のうわさ話ばかりです。
温泉(街)の復興を心から願っている一人です。

投稿: 夢来人 | 2006/06/16 22:10

>夢来人さん
こたき館もそうですが、仙心亭も豊かな自家源泉を持っているのに非常に残念です。足銀の破綻がここにも陰を落としているかも知れません。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/06/17 23:51

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