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2006/03/13

【鬼怒川】千春

里の宿 千春
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のんさんから「掛け流しです」と情報をいただき、デミオさんがすぐ探索してきた鬼怒川温泉駅すぐそばの千春へやっと行ってきた。
060312_0082006年3月18日、JRと東武鉄道の相互乗り入れが実現し、新宿から鬼怒川、日光へ乗り換え無しに来られるようになる。その準備万端整い、綺麗に整備された鬼怒川温泉駅から線路沿いに200m弱北に進むと三叉路横に千春はある。

創業まだ13年目だという和風旅館で、玄関に靴を脱ぎスリッパに履き替える。右手にフロント、左に進むと浴室への出口がある。出口の左隣に和洋の部屋があり、落ち着いた休憩所になっている。
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サンダルに履き替えて引き戸を開け出ると外ではなく、通路が目に入る。光りが入るから閉塞感は少ないが、まるでトンネルだ。男女別の分岐があり、奥が男湯となっている。
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暖簾をくぐりドアを開くと脱衣場で、ここも掃除が行き届いている。脱衣棚と洗面台一つがあり、ドライヤーもある。
引き戸を開けいよいよ浴室だ。
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タイル張りの床と縁を岩で組んだ浴槽が目に飛び込む。湯口も岩が組んであり、白い析出物が見える(人工?)。
湯気を出そうと窓を開けたら、東武線の架線が斜面のすぐ上に見えた。
浴槽は2.5m×1mの小さな長方形で3人で満員か。シャワー付きカランは一つだ。シャンプー、リンス、ボディーソープ完備している。
湯は熱い!45℃ある。源泉の湯温は52℃で鬼怒川では珍しい高温泉だ。無色透明、無味無臭で、分析表には微硫黄臭とのことだが何度吸っても感じなかった。湯中でつるスベ感は感じないが湯の鮮度は伝わってくる。よく見れば白い湯の花も僅かだが確認出来た。湯口からの投入量がそのままオーバーフローし、洗い場の排水口に吸い込まれていく。これがかなりのザンザカ掛け流しなのだ。
「改正温泉法施行規則による追加表示」の掲示があり、加水無し、加温無し、循環濾過無し、入浴剤添加無し、消毒剤使用無しとあり、確かに100%掛け流しだ。
汗は噴き出すが、浴後のさっぱり感はさすがだ。

規模の小さな旅館だが、鬼怒川で数えるほどしかない源泉掛け流しの家庭的で清潔な宿だ。是非泊まってみたいと思った。
なおこの源泉は旅の宿丸京や谷川ホテルでも使われているが、無論循環加温とのことだ。

<施設名> 里の宿 千春
<所在地> 栃木県塩谷郡藤原町      <TEL> 0288-77-0425
<源泉名> 大滝の湯
<湧出地> 栃木県塩谷郡藤原町大字藤原1604
<泉質> アルカリ単純泉    <pH> 9.2
<成分総計> 0.6445g/kg   <蒸発残留物> 687.8g/kg
    Na:121.1mg Ca:70.9mg K:2.8mg
    HCO3:266mg Cl:108.6mg CO3:9.8mg
    遊離成分 メタ珪酸:54.1mg メタ硼酸:3.5mg
<泉温> 52.7℃   <分析年月日> 平成2年1月22日
<立ち寄り時間> 10:00~15:00
<入浴料> 大人・小人 550円
<温泉犬> 未確認

     2006.03.12

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コメント

風呂が別棟になってるとは入った時は全く想像できませんでした。
鬼怒川で高温泉は珍しいですよね
しかも数少ない源泉かけ流し
休憩所があったのですね、これは未知でした。

投稿: デミオ | 2006/03/15 23:42

風呂場の様子や、アノ通路はデミオさんに見せられていたからビックリはしませんでした。
行った時、泊まり客2名がお風呂に行ってたから若女将に「休憩室でお待ち下さい」と言われたから分かったんですよ。待たせるからとコーヒーまでいれてくれました。
あの若女将は上品で美人ですねぇ。

そんなことより、のんさんには重ねて感謝です。デミオさんや番頭を遥かにしのぐ栃木の温泉のオーソリティーかもしれません。
高級な宿まで制覇しているし・・・(ウラヤマシ

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/03/16 00:45

そんな、そんな、恥ずかしい…。
新鮮な良い温泉に浸かりたいという感覚だけで探し、巡っているだけですから、お二人の研究熱心な奥深い温泉巡りの足元にもおよびませんよ。
でも、千春を番頭さんにも気に入っていただけて、うれしいです。
そして、こういう小さくて地味だけど、本物温泉がある宿に頑張ってほしいですね。
行こうと思った時は、つぶれていた、岩風呂水明館もいいお湯だったらしいです。今でも、温泉だけが、コンコンと湧いているらしいです。

投稿: のん | 2006/03/16 16:03

相当巡ってるか地元の人でないと、千春はヒットしないですよね
感覚でさがしておられるからこそ、ネットで全く無名なすばらしい
温泉に行き着くんでしょうね。すばらしいことです。
>>>
岩風呂水明館には改装につき閉鎖と張り紙がありますが
つぶれてますよね
入ったことのない水明館ですがかけ流しのレポをネットで見るにつけ
再生機構の支援も、あちらを続けるよりこちらを続けてほしかったかな。

投稿: デミオ | 2006/03/17 19:11

>再生機構の支援も、あちらを続けるよりこちらを続けてほしかったかな。

まったく同じ事を相棒と話しています。宝くじでも当たったら、水明館か那須ホテルを買いたいねなんて、本気半分で話しています。(宝くじでは買えないかな!)

千春を探したのも相棒なんです。
書き込み等一切しませんが、お湯に関しては、のん以上に感覚を大切にそれでいて、うるさく頑固です。(その為、温泉番長と呼んでますが)

番長いわく、鬼怒川でもう一軒、御宿一富士の露天が、掛け流しらしいのですが、のん達が行った時はお湯の入れ替え中で、入れませんでした。

投稿: のん | 2006/03/17 23:44

>のんさん
またまた、貴重な情報ありがとうございます。
御宿一富士是非行ってこないと・・・
 
温泉番長さんに那須ホテルをよろしくとお伝え下さい。
 
 
>デミオさん
再生機構も借金が膨大な所しか支援しませんね。
四季彩の旧オーナー一族はとうとう出て行ったらしいですね。
デミオさんの釜屋のレポ読んでたら元女将の姿が書いてありましたが、これからどうなるのでしょうか。借金から解放されただけ気は楽でしょうけどね。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/03/18 01:32

水明館は取り壊し工事を始めてました。
御宿一富士は電話では日帰り入浴はやっていないとの返事
でも表には「貸し切り露天風呂、入浴、休憩」の看板
お値段張りそうですね
>>
再生機構支援のところは大体経営責任で旧経営陣は去っているようですけど
釜屋は元専務と元女将さんは心情的に平社員でも残ってほしいです
現在の客室の改装作業も改装費縮減のため手伝ってるみたいだし
新たに露天風呂つくって4月28日に「湯守釜屋」になるとのことです(新聞記事)
様子見に行ったら今までの露天風呂のところではなく、
玄関側の内湯の外を工事してるので、ちょっとひと安心

投稿: デミオ | 2006/03/18 23:59

一富士、残念でしたね。
土曜でしたか?
のん達が行った時は、露天はまだお湯がたまってないけど、それでも良ければといわれたのですが、露天が目的だったので(内湯は循環です)、また来ますということにしました。
値段は忘れましたが、高くなかったと思います。

投稿: のん | 2006/03/19 11:54

>番頭さん
湯守田中屋は女将さんは取締役は退任したけど
再度女将として残ってるんですね
破綻した温泉旅館巡りしてるとどこも腰が低いけど
田中屋は腰が高かったなぁ
露天は低いところにあってよかったけど

>のんさん
ハイ、土曜でした

投稿: デミオ | 2006/03/19 22:49

一富士、知らん振りして、行ってみましたが、800円で日帰り可でした。
ウキウキしながら、お金を払っていると、宿泊客が、フロントにある、貸切の札をさっと持っていったかと思うと、女将さんが、困った様に、宿泊者優先なので、内風呂ならと。
露天が目当てなので、またまた、入れませんでしたが、空いている時は大丈夫と、確認をとってきました。
と、いうわけで、露天は貸切みたいです。
その後、一度はのぞいてみなくちゃねと行って見た。すず風で、塩素臭にノックアウトされ、星のやで、気を取り直してきました(笑)。
やっぱり、星のやは、いい湯でした。
誰もいなかったので、塩原元湯元泉館の宿泊者専用の混浴岩風呂以来、混浴露天にドキドキしながら入ってきました。
雪がちらついていたので、ちょっと温かったけど、豪快な掛け流しで気持ちよかったです。
話は飛びますが、元泉館の岩風呂は、岩の間から、墨湯もにじみ出てて、上にある大出館と近いんだなあと、自然を感じますよね。

投稿: のん | 2006/03/20 20:04

一富士の掲示板に質問しておいたら、返事が書いてあったので、貼り付けます。
>>>
立ち寄り湯は、基本的に宿泊されている方が優先されます。
午前10時から、お風呂のメンテナンスの時間になり、3時以降に、余裕があれば大丈夫です。
只最近は、お客様が3時からお風呂に入りだすので、難しいかもしれません。 御宿一富士

投稿: のん | 2006/03/20 21:41

さすが、のんさんですね
足でかせいだ情報ありがとうございます
土曜は泊まり客多そうで厳しそう
日曜か平日夜がねらいめかなぁ

星のやは夜行った時、露天は貸し切り状態でした。
いい湯なのに空いてますね
観光案内所でも掛け流しはイチオシでここを奨められました。

元泉館は日帰り用の離れしか入っていませんが
夜行ったら浴槽内の湯が墨の湯みたいに真っ黒でした。
自然は生きてるなぁと思った。

千春と一富士が話題になるのって、流れ星さんのサイトだけですね(たぶん)番頭さんのご努力のたまものですね
いつも恩恵を受けて感謝してます
鬼怒川温泉に通じているのんさんにはホント敬服します。

投稿: デミオ | 2006/03/22 19:52

>観光案内所でも掛け流しはイチオシでここを奨められました
>>
何年前だったか、鬼怒川観光協会に、源泉掛け流しの宿を問い合わせた時、把握してませんという答えだったので、少しずつでも良い方向に向かっているのかな?思いました。
***
>夜行ったら浴槽内の湯が墨の湯みたいに真っ黒でした。
>>
何回も行っていますが、そんな事があるのですね。びっくり!
大出館の墨の湯は、混浴で入りづらいから、黒い時に入ってみたいなあ。
お隣のゑびすやのお湯も、絶品ですよね。
貴重な情報ありがとうございます。
またまた、番頭さんと、デミオさんに感謝です。

投稿: のん | 2006/03/22 22:35

>のんさん
一富士の掲示板
http://www.ichifuji.biz/bbs/yybbs.cgi?
覗いてみました。ここまで情報収集していただいたかと感謝しています。
 
ところで一富士は旅館組合に未加入なんでしょうかね。組合のHPにはどこ探しても見つかりませんでした。

 
元泉館の高尾の湯が黒かったとデミオさんから聞いてたまげました。本物の温泉は一度や二度行っただけでは分からないと言うことでしょうか。
 
 
>デミオさん
> 千春と一富士が話題になるのって、流れ星さんのサイトだけ
って全くですね。マニアの間でも殆ど話題に上りませんから。
そもそも、マニアは鬼怒川・川治はスルーするかも知れませんが。
デミオさんも、番頭もマニアではありません(^^;)

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/03/23 01:14

>ここまで情報収集していただいたかと感謝しています。
自分で気になっていて、つい、こちらに書いてしまったので、正しい情報をと思いました。
そして、これからは、確かな情報でないのに、カキコして、不安に思う事のない様にと、またまた反省した次第です。
>>
>そもそも、マニアは鬼怒川・川治はスルーするかも知れませんが。デミオさんも、番頭もマニアではありません(^^;)
マニアでないのんには、どういう基準で、マニアが、鬼怒川川治をスルーするか分かりませんが、固定観念にとらわれず、それぞれの温泉地で、いかに良い温泉を探し当てるか、そしてそれを楽しむのが本当のマニアではとのんは、思います。??(生意気言って百年早いですね。m(__)m)
番頭さんもデミオさんも、りっぱなマニアですよ。

投稿: のん | 2006/03/23 16:37

谷川と丸京の源泉とは違いますよ。(上滝源泉)
二葉館、京屋、さくら、千寿荘、東武寮、福松の源泉と一緒です。
桜ヶ丘源泉組合のものです。
鬼怒川では珍しく、53度の高温でしかも毎分400リットル以上の湯量ですから貴重ですね。
京屋は、源泉権利を他の旅館より多く持っていた湯量豊富な旅館でしたが、休業してしまいましたね。残念。

投稿: | 2008/04/10 23:47

>名無しのゴンベーさん

超ローカルかつ詳細な情報感謝します。地元の方(多分)ならではの源泉情報は大変貴重です。

で、丸京とホテル谷川が上滝源泉で、二葉館、京屋、さくら、千寿荘、東武寮、福松そして千春が桜ヶ丘源泉組合の大滝源泉ということなんですね。
上の記載を書き直さないとね。

投稿: 流れ星 | 2008/04/21 16:32

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