« 【上塩原】たちばな家 | トップページ | 【愛知】とうえい温泉 »

2006/04/25

【有馬】竹取亭別亭康貴

竹取亭別亭 康貴
06aichi_010

20数年ぶりに有馬温泉に寄るチャンスを得た。感激以外の何物でもない。
昔行った時は温泉ヲタではなかったから、金泉も単に塩っぱくてすごい色した温泉ぐらいにしか思わず、そのことがずーっと悔恨となっていた。

今回友人と京都駅で落ち合い、宮津まで行くのに遠回りして貰い念願の有馬温泉にたどり着いたわけだ。
06aichi_043意外なことに栃木では桜は散っていたが、運良く有馬ではまさに満開、裏六甲の不思議な景観とともに目に焼き付けた。

どこに立ち寄るかが問題だったが、太閤の湯は入場料2400円にひるんでしまい、温泉街の坂道を走っているうちに「康貴」という看板が目に止まったのでUターンして行ってみた。ここはJTBが出している「関西おふろ読本」(840円)に金泉、銀泉に入れる日帰り施設として紹介されていた所だ。

06aichi_011たまたま駐車スペースがあり、車を停め見回すと上の段に櫓が見える。「あれが泉源だ」と他の客の声が聞こえた。風呂から上がってから見に行くことにする。
庭の隅に足湯場が設けられ、もちろん無料で、入場を待つ間、足湯して待つことが出来る。
旅館の竹取亭円山が日帰り専用に解放しているとのことだが、完全に独立した入口で、円山がどこにあるのか見回しても分からないほどだ。
 
06aichi_01206aichi_022
 
玄関を入ると正面がフロントで、右手にはオシャレな感じのレストランが見える。左手に入り、鍵付きの下駄箱に靴をしまう。下駄箱が一杯になると入場制限が掛かる。男湯が7人、女湯が10人で満員だ。
すぐ奥に進むと暖簾が掛かった男女別浴室だ。狭いがアメニティー完備の脱衣場から浴室に入る。まず、内湯の浴槽に張られた金泉に目を奪われる。窓側の大きめの浴槽が金泉、壁側の小さな浴槽が銀泉だ。いずれも手摺りがきちんと付いている。
06aichi_032カランは2つしかないが、7名で満員なら十分だろう。シャンプー、ソープ類は充実し、炭入り石鹸も置いてあった。
 
 
06aichi_02806aichi_029
 
隣の部屋に陶器の2人でいっぱいの浴槽があり、こちらは「露天風呂」らしい。壁や天井もあるが、鉢植えの緑がそんな気にもさせる。
 
06aichi_031
 
どうしても金泉にばかり入ってしまう。あの顔をしかめるほどの塩分を何度も確かめる。匂いは意外に少なく、わずかに鉄臭があるかなという程度だ。
銀泉は分析表を見ると、大したラドン量だが、循環加温していることもあり、ラドンガスは殆ど散逸しているに違いないが、濃い金泉とのバランスで妙な快適さがある。

Arima_mapさて、有馬温泉は日本最古の温泉として知られ、豊臣秀吉のお気に入りで、泉源整備もされたらしい。大地震の前後に湯が枯れたり、泉温が上下するなどの記録もたくさん残っているそうだ。
付近に火山はなく、マグマの影響は考えられないのにもかかわらず90℃以上の泉温や、海水の約2倍もの塩分濃度など、昔から温泉学者の研究対象だった。現在は有馬型温泉と名付けられ、全国各地に同系の温泉が確認されている。
その起源は、遠く南の海溝【南海トラフ】へもぐりこんでいるフィリピン海プレートから、大きな地殻の力により分離した水がちょうど有馬の地下で上昇し、有馬温泉の金泉となって自噴しているということが、成分を詳しく分析したことにより判明したということだ。自噴させるのにも温泉水中に大量に含まれる炭酸ガスの圧力を利用しているとのことだ。
地球の息吹を直接感じられる日本一の温泉と断言したい。

06aichi_03706aichi_038康貴の塀沿いに階段を上がり、柵の隙間をすり抜けて湯小屋を覗き込むと、まさしく有明2号泉源だ。赤茶けた析出物が辺り一面にこびり付き、湯気が噴き出しているが、90℃以上と分かっているから手も出せない。外の櫓はボーリング途中に見えるが、すぐに配管が詰まるから次の井戸を準備しているのだろうか。
 

有馬温泉観光協会HP 
 
 
<施設名> 竹取亭別亭 康貴
<所在地> 兵庫県神戸市北区有馬町1401  <TEL> 078-903-0221
<入浴料> 大人 1000円  小人 600円
<営業時間> 10:00~18:00  金曜定休(祝日の場合は前日)

=金泉=
<源泉名> 有明2号
<湧出地> 兵庫県神戸市北区有馬町東門口1401ー1
<泉質>  含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉
<蒸発残留物> 56.47g/kg
<泉温> 94.8℃    <pH> 6.1
<ラドン含有量> 2.3Bq/kg (0.16M.E.)

=銀泉=
<源泉名> 不明 (申請者:神戸電鉄)
<湧出地> 兵庫県神戸市北区有馬町歯○ヶ尾1764
<泉質>  単純放射能泉
<蒸発残留物> 0.1947g/kg
<泉温> 18.2℃    <pH> 7.35
<ラドン含有量> 1900Bq/kg (140M.E.)
<分析年月日> 平成8年3月31日

     2006.04.16

|

« 【上塩原】たちばな家 | トップページ | 【愛知】とうえい温泉 »

コメント

番頭さん、遅ればせながら、おかえりなさいm(__)m
有馬の金泉、いいですねー。
有馬には、ずっと行きたいと思っていますが、お高い宿が多くて、交通費も考えると、なかなか行けません。
おっ、お手頃と思うと、金泉でも冷鉱泉だったりして…
やっぱり最初は、王道で、御所坊他、昔からの名湯に浸かりたいですね。
いい所、探しましたね。

投稿: のん | 2006/04/26 08:22

>のんさん
なかなか日記のアップが出来なくてスミマセン。

ここは手狭ですが、落ち着いて入れる日帰り施設です。
時間があれば喫茶コーナーにも寄りたかったですよ。

泉源(源泉とは言わないそうです)のすぐ横というのも感動しました。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/04/26 20:06

栃木支部長殿、会長だー。

日頃の努力、会員達の鏡です。
もっと温泉犬探す様精進して下さい。(笑)

おお!今度は有馬まで討伐されに行きましたか(・o・)
でも事前にお知らせ頂けましたら、ここよりもいい所御案内しますよ。
それよりも阪神間の温泉銭湯に行って欲しかったです。(^^;)

札幌の定山渓温泉にも通じますが、どうも大都市側の温泉は値段が高いですね。高い割には「2度と~」が多いので困ったものです。

ではでは

投稿: 恐怖の会長 | 2006/04/28 20:09

>寅会長殿
そうか~、温泉犬の記載がありませんねぇ。いなかったらいなかったでそう書かないと会長に怒られますね。
それにしてもこのところ全く温泉犬に出会えません。

会長は阪神の温泉にも詳しかったですね。今回は案内されたもんで温泉地は選べませんでした。次回は相談しますよ。

投稿: 流れ星@番頭 | 2006/04/29 00:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46043/9757113

この記事へのトラックバック一覧です: 【有馬】竹取亭別亭康貴:

« 【上塩原】たちばな家 | トップページ | 【愛知】とうえい温泉 »