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2007/01/14

【塩の湯】柏屋旅館

ゆの宿 柏屋旅館
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    駐車場側から見た柏屋旅館全景     昭和10年建立柏屋別荘玄関

塩原11湯のうち、比較的手前に在りながら鹿股川を遡る奥まった位置にあり、秘湯の空気を一番湛えているのが塩の湯かもしれない。
泉質も個性のある濃い濁り湯で、現在は明賀屋と柏屋の2軒の宿だけだ。この2軒とも宿泊が大前提で、特に柏屋は日帰りプランがあること自体あまり知られていない。
その日帰りプランは平日のみで、要予約、2名以上、1日3組に限定されている。予約時には住所氏名電話を伝えなければいけないし、受付時にも宿帳に代表者の住所氏名を書かされる。しかしなかなか予約は難しい。
この宿は貸切露天風呂が売り物で、7カ所も用意されているが、日帰りでは桐の湯雄飛の湯2カ所のうち1カ所を指定され、そこ以外には入れない。やはり泊まらなければいけない宿か。

福渡の三叉路をバイパスに曲がり、ビジターセンターを通り過ぎて坂を下った所に十字路がある。矢板と書かれた左方向に1km強進むと塩の湯温泉に到着だ。
廃業した玉屋が手前にあり、次が明賀屋、一番奥に柏屋と並ぶ。柏屋も手前の威風堂々とした和式の玄関がある建物は柏屋別荘で、その隣の奥側が柏屋旅館で、駐車場は更に先にある。
玄関を入ると、右側にフロントがあり、来客の気配を察した若女将(?)が奥から出てきて笑顔で迎えてくれる。記帳し料金を払うと鍵を渡される。
エレベーターで地下1階に下り(フロントは1階)、”Open Air Bath”の掲示に従い右手の大きな耐火扉を押し開けて外へ出、「かもしかの湯」の入口を見ながら扉を開けると下駄箱があり、備え付けのサンダルに履き替え、かなり錆の目立つ階段を下りた所が「桐の湯」だ。

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渡された鍵で南京錠を開け、中に入り、内側からロックする。
桐の湯は手前に貸切にしてはかなり広い浴槽(10人は入れる)があり、奥に20畳はある板敷きの歴史を感じる休み所がある。そこからの景色もかなりのものだ。トイレはなかった。
さて、浴槽にはパイプで源泉が掛け流され、気温のせいか湯は41℃と温めだ。薄く茶色味がかった灰濁色の湯は塩原でよく感じる匂い(何と表現したらいいのか・・・)、口に含むと、はっきりとした塩味で重曹味も裏にある。
底には鉄系の赤い析出物もあり、湯の感じは最高だ。源泉は同じはずだが、明賀屋の川岸露天風呂とちょっと違う感じがあるのは不思議だ。
屋根は掛かっているが、湯口付近は宿の部屋から見下ろせば丸見えだ。女性客など場合によっては気を付ける必要がある。

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周囲の景色を楽しみながらゆっくり浸かっていると、あっという間に許された1時間は経ってしまい、残念ながら出なければいけない。
泊まって7カ所入るのは想像するだけで楽しいが、結構時間が必要だろう。貸切なら先客がいれば入れないし。
尚、元湯温泉同様、塩の湯も携帯は完全に圏外だ。念のため。

<施設名> ゆの宿 柏屋旅館
<所在地> 栃木県那須塩原市塩原364   <TEL> 0287-32-2921
<源泉名> 刈子の湯
<湧出地> 栃木県那須郡塩原町大字下塩原鹿股川左岸(河川敷地)
<泉温>  60.3℃   <湧出量> 346.7リットル/分(掘削・自噴)
<泉質>  食塩泉(中性低張性高温泉)    <pH>  6.1
<成分総計> 5.136g/kg   <蒸発残留物> 4452mg/kg
   カチオン Na:1201.8mg 52.27mbal 72.38mbal% K:114.7mg
         Ca:279.3mg 13.94 19.3 Mg:35.5mg Fe:3.0mg 計1635.6mg
   アニオン Cl:2281.5mg 64.35mbal 89.35mbal% F:0.8mg SO4:56.9mg
         HCO3:388.7mg 6.37 8.84 Br:6.6mg  計2733.5mg
   遊離成分 メタ珪酸:130.9mg メタホウ酸:118mg
   ガス分   CO2:517.9mg H2S:0.1mg
<分析年月日> 平成13年12月25日 (依頼者 旧塩原町長)

<立ち寄り時間> 平日のみ 11:00、12:00、13:00 から各1時間限定
<入浴料>     大人 1000円(タオル付き)  タオル持ち込みなら800円

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コメント

殆ど始めましてと言っていいくらいのお久しぶりです。(ぺこり)

いつも流れ星さんのブログを拝見して癒されています。
(温泉のお写真を見ているだけで癒されてしまいます。不思議です)

このあいだ那須湯元の中藤屋に行ってきました。(そのうちUPする予定なのですが、本ブログの方の更新に偏ってしまっています^^;)

栃木の白濁したお湯や、泉質の良さそうな温泉を拝見すると、入りたくてうずうずするのですが、遠くてそうもいかなくて残念です。

流れ星さんにはいつも素敵なブログを見せていただいて有難うございます☆:。

投稿: るりすずめだい | 2007/01/25 01:20

>るりすずめだいさん
お久しぶりです。
むじなの湯以来ですね。

今、green wind 見て来ましたよ。
相変わらず美しい写真と、つぼを押さえたいい温泉に行かれていることに感心しました。

ここで紹介した塩の湯は塩原でも特に個性的な宿2軒ですから是非行ってみてくださいね。
写真はたっぷり写したくなること請合います。

投稿: 流れ星 | 2007/01/27 15:15

日帰り貸切露天、
今は6つのうちの1つだけになっちゃったみたいです。
それも「きりのゆ」だけ。

ちなみにドコモは、圏外にならなかったですよ。

投稿: dannosuke | 2007/05/29 17:59

これ読んで行かれましたか?
HP見るとまだ桐の湯と雄飛の湯のどちらかとあるけど、以前から桐の湯だけにしているのかもしれませんね。

最近、アンテナ建てたのかな?温泉地で携帯圏外は問題にされるでしょうから、まあいいことです。日常から隔絶するには携帯が繋がらないのもひとつの条件なんですけどね。

投稿: 流れ星 | 2007/05/30 09:11

>日帰り貸切露天、
>今は6つのうちの1つだけになっちゃったみたいです。

ありゃ(^^ゞ書き方マズかったみたいですね。

そうそう、ここのHP見て2つのうちのどちらか…って書いてあったけど、ご主人が今は1つだけとおっしゃっていました。

ちなみに6つとは、全部の貸切風呂の数でして、
こちらでは7つと書いてあったので、1つ閉鎖されたのかと…。

投稿: dannosuke | 2007/05/30 15:22

>dannosukeさん
桐の湯ひとつだけが現状でしょうね。

> こちらでは7つと書いてあったので、1つ閉鎖されたのかと

未確認ですが、「川岸の湯」というのが多分明賀屋本館の露天風呂のすぐ下流側に隣接している露天風呂と思われますが、ここは全く管理していない様子でした。これを含めて7つなんですけどね。

投稿: 流れ星 | 2007/06/01 10:05

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