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2007/01/05

【那須湯本】子鹿の湯

立花屋 はなやホテル 子鹿の湯
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今年(2006年)10月1日にオープンした日帰り温泉がこの子鹿の湯だ。
那須湯本温泉の老舗旅館、立花屋はなやホテルが鹿の湯を建てた棟梁に注文して別棟の入浴施設を新築したものだ。湯本温泉は各宿が立ち寄れるからそれほど不自由はないが、日帰り専門施設は鹿の湯しかない。そう言う意味ではいい着眼だ。
民宿街の入口から入ったが、大通りにホテルの玄関は面している。
プレハブ作りの受付で料金を払い男女別の暖簾をくぐる。木造の建物は柔らかい照明に照らされていい雰囲気だ。
脱衣場は木棚3段に縄を編んだ籠が置かれている。洗面台は1人分だ。
分析表の掲示もあるが、「成分に影響を与える事項」は書かれていない。後で確認したら義務付けられたことの指導がなかったそうだ。

引き戸を開け内湯に入る。鹿の湯源泉らしい硫黄臭に包まれる。左側の壁にカランが並び、反対側に浴槽が2つ、低温と高温の表示があるが、高温でも44℃ほどで熱いとは感じない。無論白濁の湯だ。
鹿の湯に行くと45℃以上じゃないと硫黄泉の効果がないと断言する御仁がいるが、温泉の入り方にはいろいろある。その意味ではマイルドな鹿の湯源泉を楽しめるこの子鹿の湯は存在価値がある。
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浴室の隅のドアを開け露天風呂へ出る。周囲完全に壁に囲まれ、空だけは少し見えている。冷気に晒されているから湯温は内湯の低温槽より更にぬるく、いくらでも入っていられそうだ。木枠の湯口から源泉が注がれていて湯の花が白く付いている。
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ここに寄る前に共同浴場の川原の湯に入り、強烈な酸味に圧倒されたから、子鹿の湯は口に含んでもマイルドな味だったから、出てから宿の人(若女将?)に指摘したら、「掛け流しで、絶対加水なんてしてません!」と返された。翌日鹿の湯に入り味を確かめたら、たしかに子鹿の湯と同じだった。御所の湯源泉が凄いということの証明か。

<施設名> 立花屋 はなやホテル 子鹿の湯
<所在地> 栃木県那須郡那須町湯本77  <TEL> 0287-76-2333
<立ち寄り時間> 9:00~21:00
<入浴料> 平日・大人 400円  小学生以下 300円
       休祭日・大人 600円  小学生以下 400円
       (新築記念で 当面の間 休祭日も400円)
<源泉名> 鹿の湯・行人の湯混合泉
<湧出地> 栃木県那須郡那須町湯本165
<泉質> 食塩・石膏泉(硫化水素型)
<湯温> 68.4℃      <pH> 2.5
<成分総計> 1.04g/kg   <蒸発残留物> 814.8mg/kg
    陽イオン H 3.2 Na 39.2 K 10.8  Ca 70.1  計149.8mg
    陰イオン F 0.8 Cl 79.9 SO4 398.2   計 521.3mg
    遊離成分 メタホウ酸 0.1 メタケイ酸 338.3 遊離ガス H2S 28.8
<分析年月日> 平成11年2月23日

     2006.12.29

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コメント

"絶対加水なんてしてない"んですね。
やはり、温度が低いとマイルドな感じになるんでしょうか。
鹿の湯はすっげー熱いし、長く入ってるといつも気持ち悪くな
るんですけどね。

浴室の壁に大きめの換気扇が2つ取り付けられてたのが印象に残
ってます。湯気対策もあるでしょうが、やはり硫化水素の温泉
ですからね。

あと、脱衣所が暗い気がするんですよね。個人的
には脱衣所は明るい方がいいような気がするんだ
けど(アクセサリー等の小物類の紛失を防ぐ)。

でも、鹿の湯と違って21時まで入れるのも魅力ですね。

・・・もっとも、おさるは地元の知り合いに頼めば、夜中でも
共同浴場入れますけど(^^;

投稿: おさる | 2007/01/05 14:42

これは勝手な推測だけど、もしかしたら湯井近くで加水してるんじゃないか、なんてね。
鹿の湯が豊富だってあれだけ給湯するんじゃ大変でしょうからね。なにせ14館もあるんだから。

ゆっくり入れる鹿の湯は確かにいいですね。

投稿: 流れ星 | 2007/01/05 23:28

31日、大晦日に宿泊しました。
すれ違いですね。
裏口も小洒落てリニュアルされていてびっくりしました。
泊りなので、男湯の露天も入れ、番長も女湯の露天に入れました。
31日は、日帰りで混雑していたせいもあり、女湯露天は特に温く、一番高温の湯舟も、鹿に比べたら、温かったです。
露天は特に、湯口もあの鹿の熱さではなく、のんも加水?と思いましたが、勇気がなく、確認出来ませんでした。加水していないのですね。
夜中から、元旦は、人が減ったせいもあり、高温の湯舟は鹿の低温槽に近い状態に迄回復してました。
しかし、りっぱな湯舟にゆっくり浸かれて大満足です。
そしてまた、前の激熱の浴場も懐かしいです。
おなじみさんは、なんとも思わないかもしれませんが、そうでない方々が古くて、酸性泉にやられた浴場にびっくりするので、新しくしたと若女将がおっしゃってました。
のんの泊った部屋から隣の千歳屋が見えましたが、そちらも、お風呂をリニュアルしてから行っていないのでも、早く行ってみたいです。

投稿: のん | 2007/01/06 00:24

>のんさん
31日ですか、ホントにすれ違いですね。

以前の内湯はもう無くなったんでしょうね。未湯でしたが。
のんさんはそれも入っていたとはさすがです。

「鹿」って言うのもなんかいいなぁ。

投稿: 流れ星 | 2007/01/06 11:08

女子露天風呂は、直径180cmで作れる最大の信楽焼きの浴槽とのことで、日帰り利用だと男性はそちらは利用できないのでうらやましいです。

以前の浴槽は、ホントに激熱で湯口側には近寄れず
透明ぽく、ぼろくても良かったんですけどね。
「小鹿の湯」設置に伴い、大きな温泉タンクも設置したので
以前より源泉の滞留時間が長くなったせいかもしれません。

「温」と書かれたマンホールが両歩道沿いに続いており
その下を鹿の湯源泉が流れていると思いますが
ほぼ直結状態でちょろちょろかけ流しているところと、
タンクにためてかけ流してるところで、差がでてくるのかもしれません。

激熱のところが多い中、ここはここでぬるめで価値があると思います。

投稿: デミオ | 2007/01/06 13:05

小鹿の湯は加水していませんよ。温泉タンクは以前ホテル東側にあったものを移設したようです。鹿の湯ほど温泉の湯量が多く分配されていないため、露天風呂の温度が冬はぬるめになってしまっています。(内湯に優先的にまわすためです。)白濁の湯は空気に触れる前は以外にも透明です。空気に触れることで白く濁るようです。

投稿: 外張り断熱・地熱住宅の修ちゃん | 2007/01/28 11:12

>外張り断熱・地熱住宅の修ちゃんさん

はじめまして。
なんとお返事するか、考えこんで遅くなりました。

ブログ、興味深く読ませていただきました。
きっと、小鹿の湯を施工されたのでしょうね。
その立場からすれば失礼な書き方をしたかもしれませんが、加水無しの掛け流しだということに全く疑問を持ってはいません。ご容赦のほどを。
硫黄泉が白濁する一番の酸化反応は、2H2S+O2→2S+2H20のようですね。
確かに単体硫黄の黄色味が出てます。

投稿: 流れ星 | 2007/01/31 13:18

>外張り断熱・地熱住宅の修ちゃんさん

ブログで小鹿の湯の信楽焼の露天風呂を知り
以前から関心をもって読んでました。
木の城工房のすぐ近くの「餃子の玉龍」は
ギョウザがでか粒で意外な穴場ですね

投稿: デミオ | 2007/02/01 00:37

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