【宇都宮】ベルさくらの湯
今年栃木県内では、リニューアルではなく完全な新設入浴施設の開店はこのベルさくらの湯ただ一軒だ。待ちに待ったオープン当日、夜になってしまったが早速入って来た。
建設当時確認していた地下駐車場を目指す。TOHOシネマより更に東側に位置し、駐車場の入り口も一番東から入らなければいけない(別ルートもあるが・・)。国道123号線(石井街道)からケーヨーD2陽東店西側の通りを進むのがベストだ。その辺の案内はパンフレットを見ても不足している。地下駐車場はガラガラで、外に止めた人の方が多そうだ。
玄関を入ると受付の行列だ。メンバーカードや精算方法を一人ずつ説明しているからだ。これはしょうがない。しかし週末は大変なことになりそうだ。
フロントの先は広々として飲食エリアが広がる。まずはお風呂へと奥へ進む。ロッカールームのようなものは無く、普通の脱衣所に無料のしっかりしたロッカーがある。設計者が造り慣れていることがこれだけでもよく分かる。ロッカーは279人分、そのうち高さのあるタイプは37ある。女風呂も同様だろう。洗面台はボールは3つだが、ドライヤーは4つあり、ボールが無い場所が広い。これも納得だ。
浴室へ進む。掛け湯場がちゃんとあり、その左手が洗い場でカランの数は31人分。この日は余裕十分だ。内湯には「加水循環」と書かれた主浴槽のほか、遊び湯、人工炭酸泉、ドライサウナ、塩サウナとぎっしりだ。
露天風呂に出てみると、こちらも岩風呂、壷湯、寝ころび湯、スチームサウナとあり、湯温設定もバリエーションがある。特に中央の岩風呂は源泉掛け流しとあり、湯の色も褐色の濁りが若干あり、湯口で硫黄臭も楽しめる。湯の味は塩気もなく、おいしく感じられた。豊富な重曹分がツルツル感を呼び、柔らかな浴感は源泉の上質さを引き立てている。
この日はオープン当日のせいか循環泉も塩素臭が極めて少なく非常に快適だった。女性スタッフが湯のサンプルを採っていたので聞いてみると、塩素濃度の検査を1時間ごとにやっているそうだ。小マメな管理は大切なことだ。
源泉がよく、入浴設備も充実となればあとはお食事処となる。夕食なので定食系を選んだが、コストパフォーマンス十分で満足した。料金はすべてリストバンドで管理されているから現金は退館時に精算するだけだ。
2階は別料金のチムジルバンという岩盤浴エリアがあり、これも400円ならお得だが、無料のリクライニングルーム(液晶TV付き!)とかコイン式マッサージチェアとかも出来はいい。勿論アカスリやエステ、1000円床屋まで完備で一日ゆっくりすることができそうだ。プロデュースしたアクアジャパンの実力を見た気がする。
蛇足だが、ここのHPがベルモールの他に出来ている(http://www.bellsakuranoyu.jp/)が、今日の時点でどの検索エンジンにも引っかからない。SEOが不十分かな?
もしかしたらこの日記が先頭に上がることを期待しよう。
<施設名> ベルさくらの湯
<所在地> 栃木県宇都宮市陽東6-5-31
<TEL> 028-663-4126
<温泉所有者及び管理者> 株式会社ベルモール
<源泉名> さくらの湯
<湧出地> 栃木県宇都宮市陽東6丁目950番64号
<湧出量> 215.2リットル/分
<泉質> ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 (中性低張性高温泉)
<pH> 7.2 <泉温> 60.8℃
<知覚的試験> わずかに黄褐色に混濁し、弱塩味と微硫化水素臭を有する。
<密度> 1.0019
<成分総計> 3.563g/kg <蒸発残留物> 3,651mg/kg
カチオン Na:963.2mg K:11.0mg
Ca:315.0mg Mg:1.2mg Fe:1.3mg 計1291.8mg
アニオン Cl:1483.2mg F:2.9mg HCO3:48.9mg CO3:33.1mg
SO4:470.6mg HS:0.2mg Br:4.2mg 計2442.0mg
遊離成分 メタ珪酸:64.0mg メタホウ酸:14.6mg
ガス分 CO2:50.9mg H2S:0.1mg
<分析年月日> 平成16年2月9日
<成分に影響を与える事項> 浴槽により循環、加温、加水。岩風呂は低温時のみ加温
<営業時間> 9:00~24:00 最終受付23:00
<定休日> 第3火曜日・定期点検日
<入浴料金> 平日 大人 750円 土日祝 大人 850円(会員はいずれも100円引き)
子供(12歳未満) 400円 (オムツ着用はお断り)
2008,11,20
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